越国こしのくに
平家(たいらけ)庭園    2009/6/7 石川県羽咋市志賀町
■金沢から能登に向かう途中、羽咋市で「平家」へ誘う看板が目についてハンドルを切った。
■平家(たいらけ)の起源は能登国の守護畠山氏の重臣の一人である平式部大夫といわれ、今も子孫がお住まいのようである。
■江戸時代には幕府の天領13ヵ村を統治した大庄屋。6000坪の屋敷に池泉鑑賞式の書院庭園がある。
質素で落ち着きのある佇まいに励まされて呼び鈴を押して案内を請う。
書院から眺める庭園に加えて、手水の上に垂下した灯具が印象的だった。
行灯には平氏の紋「揚羽蝶」。天上にたなびく紫雲を連想させる水平材を組み合わせた欄間がモダンで粋だ。
女性が化粧をするための部屋。灯りと暖をとるための道具に生活感がある。
屋内の暗がりから眺める。
石畳と灯具と苔が落ち着いた佇まいを見せる。
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